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ブッパー・ロティー
(ブッパー・ロティー/ブッパー・ロティー 3.3)
< Buppa Roti >


「ブッパー・ラートリー」シリーズのパロディーだが
[製作国] タイ [原題] บุปผาโรตี 3.3
[製作年] 2009年 [日本公開年] 未公開
[監督] ? [出演者] Nui Chernyim<นุ้ย เชิญยิ้ม>、Anna Mokjok<แอนนา มกจ๊ก>、Arng Terdterng<อ่าง เทิดเทิง>、สาลินี ดอกกระโดน、โจอี้ เชิญยิ้ม
[評価] 
※タイでVCD(英語字幕なし)が発売。
 日本でもシリーズ第一作目が、「609(ロクマルキュウ)」というタイトルでDVD発売されている「ブッパー・ラトリー」シリーズのパロディー・コメディー。この作品は、劇場公開されていないVCD用作品かもしれない。原題に「3.3」と付いているのは、本家の最新作が「3.2」でその続きという意味であろう。
 パロディー作品なので本家とコンセプトが同じでなければいけないという決まりはないが、どうも違和感がある。ブッパーの恋人役はさえない中年のロティー売り。タイトルの「ブッパー・ロティー」の「ロティー」とは、このインド料理のロティーからきたものと思われる。ブッパーの好物で、彼女は毎日屋台に買いに行くのである。
 さて、ストーリーはというと、みんなから狙われている美人学生のロティーが、906609という番号の宝くじを買いそれに当たったことに喜び過ぎて死んでしまう。そして幽霊となるが、なぜかロティー売りの男性にだけはその正体を現さない…というもの。ストーリーがどうであれ作品は中途半端な終わり方をしているので関係ないが、ちょっとさえない気がする。上映時間は約60分とかなり短い。
 驚くのはセリフが多いことだ。おそらく、作品の90%の部分で役者の誰かがセリフをしゃべっている。コメディーなのだが、映像で笑わせようとはしていない。言葉で笑わせようとしている(はず)?台詞にはやたらめったらふざけた効果音が入る。で、セリフで笑えるかというとそういうわけではない(と思う)。タイ人でも笑えないのではと思うのだが。
 ブッパーはもちろんアパートの609号室に住んでいるが、室内はかなり広い。そしてドアはラブホテルのドアみたいに中途半端に品がないのでムードは全くない。アパートもお化けが出そうもない明るい雰囲気だし。
 ブッパー役の女優(名前は不明)さんは美人かといえば少し美人だが、大根役者のような演技だ。これは演出なのか、不思議な雰囲気を出そうとしているのか、はたまた…。作品中にたった一ヵ所だけセクシー・シーンがありこの女優さんなかなかグラマーなことが初めて分かるが、意味のないお色気だ。今作ではなぜかアパートの住人にアフリカ人がいると思ったら、やはりモー・ピー(除霊師)はアフリカ人が出て来た。
 作品の最後の方で、中年男性がまたの下からブッパーをのぞきお化けかどうか確かめるシーンがあるが、「またの下からのぞくとお化けが見える」という話はタイに実在するのか?これは映画「アイ 3(the Eye 10)」<2005年>でも話題に出てきた。
 全体的には、「ブッパー・ラートリー」シリーズを汚さないで欲しいなという出来。残念。

[ 「ブッパー・ラートリー」シリーズ ]
<公開年> < タイトル > < 英 題 > <ブッパー役> < ひとくちコメント >
< 原 題 > < 主演男優 >
2003 609/ブッパー・ラートリー Buppha Ratree チューマーン・ブンヤサック 609号室で何が起こったのか?
บุปผาราตรี クリット・シープームセート
2005 ラートリー・リターンズ Rahtree Returns チューマーン・ブンヤサック ブッパーは、再びエークに裏切られてしまい・・・。
บุปผาราตรี เฟส 2 クリット・シープームセート
2009 ラートリー・リボーン Rahtree Reborn チューマーン・ブンヤサック エークのいない609号室に復活したブッパーの前に現れたのは…。
บุปผาราตรี เฟส 3.1 マリオ・マオラー
2009 ラートリー・リベンジ Rahtree Revenge チューマーン・ブンヤサック シリーズ最終作。
บุปผาราตรี 3.2 マリオ・マオラー

【 Buppa Roti 】
VCD (タイ版)
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