| [製作国] タイ |
[原題] ผีเสื้อและดอกไม้ |
| [製作年] 1985年 |
[日本公開年] 1990年(劇場未公開) |
| [監督] ユッタナー・ムクダーサニット<Yuthana Mookdasanit/ยุทธนา มุกดาสนิท> |
[出演者] スリヤー・ヤオワサン<Suriya Yaowasung/สุริยา เยาวสังข์>、ワサナー・ポンイアム<Wasana Phonyiam/วาสนา พลเยี่ยม>、スチャオ・ポンウィライ<Suchao Pongwilai/สุเชาว์ พงษ์วิไล>、ドゥアンチャイ・ハッタイカーン<Duangjai Hataikarn/ดวงใจ หทัยกาญจน์>、โรม อิศรา |
| [評価] ★★★★ |
| ※タイでDVD(英語字幕なし)が発売。日本でVHS(日本語字幕付き)が発売。 |
父、弟、妹と暮らす少年フーヤン(スリヤー・ヤオワサン)を中心にして、マレーシアとの国境に近い南部タイの底辺の庶民の生活を描いた作品。タイ映画史上でも名作といわれる作品で、国内のスラサワディー賞では、作品、監督、脚本、脚色、編集、美術、助演男優賞を、ハワイ国際映画祭では最優秀作品賞を受賞している。
のどかな田舎の風景の中に、厳しい環境で生活する(特に)子供たちの姿が見事に描かれている。それに、多くの出演者たちがなかなかいい味を出している。おとなしい感じだがたくましい主演のスリヤー・ヤオワサン、フーヤンに思いを寄せるかわいらしいミンピー役のワサナー・ポンイアム、苦悩する父親役のスチャオ・ポンウィライ、先生役のやさしい感じのドゥアンチャイ・ハッタイカーンなど枚挙にいとまがないほどの好演者がそろっている。
日本人からすると列車の天井に乗っている闇屋たちがとても印象的であろうが、21世紀となった現在では見かけることはなくなってしまった。それに、車内が木造の列車もだんだんと少なくなってきている。
脚本も手がけている監督のユッタナー・ムクダーサニットは、「バー21の天使(The Angel of Bar 21)」<1978年>、「ナンプーは死んだ(The
Story of Namphu)」<1984年>などの社会派作品を手がけていることでも有名。
古い作品ではあるが、かなり魅力のある作品だ。 |