| [製作国] タイ |
[原題] โคลนนิ่ง คนก็อปปี้คน |
| [製作年] 1999年 |
[日本公開年] 未公開 |
| [監督] ピティ・チャトゥラパット<Piti Chaturapat/ปิติ จตุรภัทร์> |
[出演者] アムポン・ラムプーン<Amphol Lumpoon/อำพล ลำพูน>、シリヤーコン・プックカウェート(ウム)<Siriyakorn
Pukkaves(Oom)/สิริยากร พุกกะเวส>、เสรี วงศ์มณฑา、สุดา ชื่นบาน、วิชญ์ พิมพ์กาญจนมาศ |
| [評価] ★★ |
| ※タイでDVD(英語字幕付き)が発売。 |
タイ映画としては珍しい本格的SF作品。人間のクローン製作を描いたもので、コメディー的要素は全く入っていない。
この作品ならではの斬新さがないです。とにかく脚本がよくない。ストーリーにほとんど工夫がなく、かなり安易な作りで展開は容易に想像できてしまう。血液だけで人間のクローンができたら苦労はしないでしょう。作品のラストには観客を驚かすサプライズが用意されているのだろうなとだれもが思うであろう進行で、そしてやはりサプライズがあった。ところが、そのサプライズがサプライズなり得ていないのだ。アイデアもなく強引にサプライズに持っていってるので、いくら映画といえどもあまりにもつじつまが合っていないのである。これでは観客は楽しめない。
1999年度のスラサワディー賞(รางวัลพระราชทานพระสุรัสวดี ครั้งที่ 23 ประจำปี พ.ศ. 2542)で、アムポン・ラムプーンが主演男優賞(ผู้แสดงนำฝ่ายชายยอดเยี่ยม)を、主演女優のシリヤーコン・プックカウェートが特別賞(ตุ๊กตาเงินดาวรุ่งฝ่ายหญิง)を受賞しているのだが、なにせ安易な作りの作品なのでいい演技をしているのかもしれないが訴えてくるものがないような気がする。アムポン・ラムプーンは、前年の「クライム・キングス(Krime Kings)」に続く二年連続の受賞。
主演女優のシリヤーコン・プックカウェートは、日本でも公開された「わすれな歌(Transistor Love Story)」<2002年>に出ていた人なのでご存知の方も多いであろう。彼女は、この作品が映画デビュー作だ。
監督のピティ・チャトゥラパットも今回が初監督作品で、この作品の次にメガフォンを取ったのが「チョコレート・ファイター(Chocolate)」<2008年>で人気を博したチーチャー(ジージャー/ヤーニン・ウィサミタナン<Yanin
Vismitananda>の映画デビュー作(エキストラ的役だが)となった「迫り来る嵐(Taloompuk)」<2002年>だ。この作品は本作とは違い、悪くない出来だったが。
蛇足だが、この作品のDVDには他の作品の予告編も入っていなければ特典映像も入っていない。ただ本編が入っているだけだ。DVDとしては珍しい。でも、本作の予告編くらい入れてくれてもいいのではと思うのだが。 |