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チャンダラー パトムボット
/チャンダラー・ザ・ビギニング(ジャンダラ)
(チャンダラー・ザ・ビギニング/チャンダラー パトムボット)
< Jan Dara(Jan Dara the Beginning) >


AV女優の西野翔が出演する「ジャンダラ 背徳の情事」の2012年版
[製作国] タイ [原題] จันดารา ปฐมบท
[製作年] 2012年 [日本公開年] 未公開
[監督] パンテーワノップ・テーワクン<ML Pantewanop Tewakul/ม.ล.พันธุ์เทวนพ เทวกุล> [出演者] マーリオー・マオラー<Mario Maurer/มาริโอ้ เมาเร่อ>、ボンコット ・コンマーライ(タック)<Bongkot Kongmalai/บงกช คงมาลัย(ตั๊ก)>、ラター・ポーガーム(ヤーヤー・イン)<Rhatha Phongam(Yaya Ying)/ญาญ่าญิ๋ง(รฐา โพธิ์งาม/วีรวัลย์ โพธิ์งาม/หญิง)>、サックラート・リックタムロン<Sakrat Rikthamrong/ศักราช ฤกษ์ธำรงค์>、チャイヤポーン・チューリアン(ニウ)<Chaiyapol Julien Poupart(New)/ชัยพล จูเลี่ยน พูพาร์ต(นิว)>、西野翔(チョー・ニチノ)<โช นิชิโนะ>、サーウィカー・チャイデート<Sawika Chaiyadech/สาวิกา ไชยเดช>、ณัฏฐ์ เทพหัสดิน ณ อยุธยา、รัดเกล้า อามระดิษ、เรืองศักดิ์ ลอยชูศักดิ์、Hoang Thi Thuy<หว่างถิถวี>、ケーサリン・チャイチャルームポーン(ネート)<Kesarin Chaichalermpol(Nat)/เกศรินทร์ ชัยเฉลิมพล(แนท/น้องแนท)>
[ 参考ページ ]   「チャンダラー パトムボット (アンカット・バージョン)」
[ 参考ページ ]   「チャンダラー パトチムボット (ジャンダラ)」
[ 参考ページ ]   「ジャンダラ 背徳の情事」
[ 参考ページ ]   ボンコット・コンマーライ (タック)
[評価] ★★★★★
Jan Dara pathommabot (2012) on IMDb
※タイでDVD(英語字幕なし)が発売
 官能文芸作品。舞台は1930年代のバンコク。裕福な家に生まれた少年チャンダラー<ジャンダラ>(マーリオー・マオラー)。しかし、母は彼を生む際に亡くなってしまった。そのため、父ウィサナン(サックラート・リックタムロン)はチャンダラーのせいで妻が死んだとして、彼につらく当たり使用人のような扱いをし育てた。そんな中で、叔母(ボンコット ・コンマーライ)だけがチャンダラーに対して優しく接してくれたが、父はその叔母とも肉体関係を持つのだった。そして、叔母はウィサナンとの間に女の子ケーオ(西野翔)をもうける。しかし、父は後妻(ラター・ポーガーム)を迎えるが、チャンダラーはその継母の妖しい魅力にひかれ・・・というストーリー。
 2001年の「ジャンダラ 背徳の情事(Jan Dara)」のストーリー設定とほぼ同じだ。登場人物の違いは、後妻に男性の連れ子がいること。また、使用人のクラティントーン(チャイヤポン・チューリアン)を格上げし、チャンダラーの親友ともいえる役柄にしていることだ。また、作品は父に家を追い出されたチャンダラーとクラティントーンが、鉄道でピチットへ向かうところで終わっている。続きはパート2「チャンダラー パトチムボット」<2013年>へということだ。
 1964年に書かれたタイ初の官能小説といわれる作品の三回目(1977、2001年に次ぐ)の映画化。今回は、公開前に作品に関するいろいろな情報を流さない作戦に出た。とはいえ、主演のチャンダラー(ジャンダラ)の役を、人気俳優のマーリオー・マオラー(マリオ)が演じるということで話題となった。問題は女優の方である。この作品は、ヌードを披露することが予想されることから興味津津の人が多かった。なにせ前作では、タイでは脱ぐ人がいなかったのか?主演は香港人のクリスティー・チョン<Christy Chung/鍾麗緹>であった。
 この作品の中で脱ぐ可能性がある役は、前作でクリスティー・チョンが演じた後妻ブンルアン、そして叔母役、義理の妹であるケーオ役、使用人の女性役が考えられた。ブンルアン役は、演技経験がそれほどあるわけではない歌手のラター・ポーガーム(ヤーヤー・イン)だったので驚きだ。彼女の出演は、テーワクン監督が口説いたそうだ。そして、ケーオ役は日本のAV女優西野翔が演じる。セクシー女優のボンコット ・コンマーライも、叔母役で出演している。本作のレイティングは、「18歳超視聴可」(タイの最高のレイティングは「20歳超視聴可」)となっている。
 また、今作は小説「チャンダラー(ジャンダラ)」の「パトムボット(สาวิกา ไชยเดช)」という部分の映画化で、もう一つのパートである「パットチムボット(ปัจฉิมบท)」は改めて公開される。
 日本のAV女優西野翔が出演したことで話題になったが、現在、彼女は蒼井そらと同じ事務所のプライムエージェンシーの看板女優である。すでにAV女優としての芸歴が約9年もあるようだ。
 さて、肝心の作品の出来はどうかというと、見事な内容といえる。撮影、美術、衣装は相変わらずすばらしい。さすがテーワクン監督といったところ。重厚さは2001年版の方があるが、今作の方がストーリーが分かりやすく衝撃度が高くなっている。2001年版の「ジャンダラ 背徳の情事」は日本でもDVD化されているので、見比べてみるとおもしろい。
 そして、主演男優のマーリオー・マオラーがいい味を出している。彼は器用な人ではないと思うが、ツボにはまった時にはいい演技を見せてくれる。同監督の前作である「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門<アウトレイジ>(The Outrage)」でやった僧侶役はちょっと?であったが、今作では見事に演じている。
 チャンダラーの友で使用人役のチャイヤポン・チューリアンだが、彼は格闘している時も、ご主人様の前で控えている時も、そして女性を抱いている時もへらへらした顔をしているのはなぜであろうか?来日した際に会ったのだが、素の彼はあのような感じではなかった。ということは、あれは演出?
 タイのエンターテイメント・サイトSiam Zoneのユーザー評価では、8.13点(満点は10点。投票数32。2012年12月現在)であった。ちなみに、2001年版の評価は6.75点(投票数8)。興行収入はUS$1,283,985であった。製作費にずいぶんとかけているであろうからあまり利益は出ていないかもしれないが、アダルト指定であることを思えばこの数字は十分に合格点であろう。第22回スパンナホン賞・音楽賞を受賞している。
 パンテーワノップ・テーワクン監督は王族の方で、日本の映画祭で上映された「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門<アウトレイジ>」<2011年>やスパンナホン賞・作品賞を受賞した「イターニティー(Eternity)」<2010年>、「クワーム・ラック マイ・ミー・チュー(Khwam Rak Mai Mi Chu)」<1990年>、「チャン・プーチャーイ・ナ・ヤ(Chan Phuchai Naya)」<1987年>、「チャーン・マン・チャン・マイ・ケー(Chang Man Chan Mai Khe)」<1986年>などの作品がある。

【 本作におけるヌード、性描写について 】
 この作品の性描写はすごいですよ。誤解しないでいただきたいのは、タイ映画としてすごいのです。知らない人が多いですが、タイは裸に関してはかなり厳しい国です。映画とはいえ、有名女優で裸を見せる人はほとんどいません。私の知る限りタイの有名女優でスクリーン上で完全なヌードを披露したのは、チューマン・ブンヤサック(Chermarn Boonyasak)と本作に出演しているボンコット ・コンマーライの二人だけです。他にも脱いでいても胸を見せなかったり、本人が脱いでいるのか代役なのか怪しいという人がいないでもないのですが。もし、ラター・ポーガームが脱ぐと(パート2で脱いでいるらしい)三人目ということになります。
 パンテーワノップ・テーワクン監督は、この三人とも作品中で脱がしていることになるすごい人物なのです。実はこの方は、もしかしたら殿下とお呼びしなければならない王族の方なのです。本人にお聞きすると、「三代目なので普通の人と変わりません」とおっしゃりましたが・・・。
 本作で脱いでいるのは三人。まずは、セクシー女優として人気が高い叔母役のボンコット ・コンマーライがスーパー・ボディーを披露しています。この体は、迫力があってすごいです。彼女、この作品の公開年に婚約を発表し(籍は入れない予定だそうですが)、もしかしたらこの作品が彼女のヌードの見納めになるかもしれません。そうだとしたら残念ですが。女性使用人サーイソーイ役の人(Hoang Thi Thuy)も脱いでいます。美人でスタイルもよく、しっかりとした演技をしているのでただの脱ぎ役として連れてきたわけではなさそうでと思ったら、なんとベトナムのモデルでした。チャイヤポン・チューリアンと屋外でシャワーを浴びている時の絡みはタイ映画としてはかなりすごい絵で驚きましたが、タイ人ではありませんでした。それから、タイでも話題になった日本のAV女優である西野翔。今回はストーリー展開上彼女の出番はあまり多くなかったので、パート2に期待といったところでしょうか。彼女が脱いだシーンは両手を縛られた状態のSMのような絡みで、これもタイの一般映画では見た覚えのないシチュエーションでした。
 西野翔を日本から連れてきたのは「AV女優」という客引きのための看板があるからかもしれませんが、ベトナムからも連れて来るということは、やはりタイでは脱ぎ手がいないのかもしれませんね。
 そしてもう一人。2001年版では主人公のチャンダラーが後妻の背中に氷を這わせ、我慢できずに思わず乳房に手を伸ばしてしまうという有名なシーンがありました。本作でもあるのですが、ラター・ポーガームは胸は見せてくれませんでした。ですが、よ~く見ると彼女は二回ほど少し乳輪を見せてくれています。彼女が、チャンダラーの前へ胸元が大きく開いたバス・ローブ姿で出てくるシーンがあります。その時、ヤーヤー・インが胸を張ってしまい、乳輪がローブから少しはみ出てしまいます。普通ならこのシーンはカットか撮り直しなのでしょうが、続編で彼女がヌードを披露してくれるので問題がないようです。
 ちょっと下ネタっぽくなってしまいましたが何を言いたいのかというと、複数の有名女優をひとつの作品の中で脱がせ、しかもタイ映画としては結構ハードな絡みのシーンを披露している一般映画(映画館で観ることのできる作品という意味。タイでは、いわゆるポルノは映画館では上映されません)は他に知らないということです。この作品は、タイ映画的にはかなりすごい作品なのです。

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ポスター

【 Jan Dara 】
DVD (タイ版/Uncut Version)
【 Jan Dara 】
DVD (タイ版)
【 Jan Dara 】
VCD (タイ版)
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Trailer



Trailer(英語字幕)



MV「ムアライ・チャ・ハイ・ポップ(เมื่อไหร่จะให้พบ)」
Sung by ヤーヤー・イン、サックラート・ルクタムローン
(รฐา โพธิ์งาม และ ศักราช ฤกษ์ธำรงค์)



【 タイ映画 & ミュージック DVD, CD販売サイト 】
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