タイ映画(O)
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オーケー・ベートン
(オーケー・ベートン/オーケー・ベートン)
< OK Baytong >


仏教一筋、俗世間を知らない僧侶がイスラム教エリアで還俗すると
[製作国] タイ [原題] โอเคเบตง
[製作年] 2003年 [日本公開年] 未公開
[監督] ノンシー・ニミブット<Nonzee Nimibutr/นนทรีย์ นิมิบุตร> [出演者] プーワリット・プムプアン(ワーン)<Puwarit Poompuang/ภูวฤทธิ์ พุ่มพวง>、チーラナン・マノーチェーム(ユイ)<Jeeranun(Yui)/จีรนันท์ มะโนแจ่ม(ยุ้ย)>、アタポーン・ティマーコン(ヌム)<Uttaporn Teemakorn/อรรถพร ธีมากร>、サランヤー・クルアンサーイ<สรัญญ่า เครื่องสาย>、สรวงสุดา ศรีธัญรัตน์、พิภูษณ วิจิตรวงศ์เจริญ
[評価] ★★★★★
※タイでDVD(英語字幕なし)が発売。
 タイの最南部の県のひとつであるヤラー県にあるベートンの町での物語。タム(プーワリット・プムプアン)は26歳。5歳の時から仏門に入りイサーンで暮らしていた。しかし、ベートンで暮らす小さな娘(サランヤー・クルアンサーイ)を持つ妹が列車テロで死んだとの知らせを受け、妹が経営していたビューティー・サロンへと向かう。ベートンで還俗し、彼は異教徒文化の中で今まで体験したことのなかった俗世間での生活を体験することに・・・というストーリー。
 実に様々な要素の詰まった作品である。イスラム教と仏教、イスラム教徒の家族内での葛藤、僧侶と俗世界、タイ南部のテロ問題などなどいろいろなテーマが描かれている。たくさんのテーマを扱っているにもかかわらず、それを見事に描ききっているところがこの作品のすごいところだ。ラストがちょっと甘いかもしれないが、十分に堪能できる作品だ。映画情報サイトIMDbのユーザー評価では、6.9点(満点は10点。投票数107。2012年7月現在)であった。
 通常、この手の作品だと仏教とイスラム教間の宗教対立をメインに描くのだが本作は違う。僧侶の世界と俗世界の違いというか、俗世界の経験のない僧侶が成人してから還俗するとどうなるのかということを中心に物語を進行させているのがおもしろい。もちろん、俗世間では誘惑も多い。異性問題や恋愛問題も発生してくる。本作では、これらのことが絶妙に混ざって描かれている。
 作品冒頭のテロによる列車爆発シーンは、タイ映画としてはかなり迫力があるものであった。あと、タムがトンネル内でバイクの集団に追いかけられるシーンがあるのだが、どのように撮影したのであろうか?タイミングをひとつ間違えば、大けがという感じに見えたのだが。
 トレーラーには出てくるのだが、色気のあるカフェの女の子たちが大勢登場してきた時には、この作品は一体どんな作品なのだと思った。最後の方では、ちょっとしたベッド・シーンもあったし。このシーンに出てくるカフェの女の子役の人が、結構美人であった。
 作品中に街頭電話屋が出てくるのだが、確かに以前こういう商売があった。携帯電話全盛の今は、まだこの商売は残っているのであろうか?
 死んだ妹の友人リン役を演じているチーラナン・マノーチェームは、この作品が映画デビュー作。人気のある女優でTVドラマにはたくさん出ているのだが、映画はたった三本しか出ていない(2012年6月現在)。とても美人な人だ。主役のタムを演じたプーワリット・プムプアンも、俗世間を知らない感じが出ていてよかった。
 ノンシー・ニミブット監督の作品には、日本でも公開された「ジャンダラ 背徳の情事「(Jan Dara)」<2001年>、「ナンナーク(Nang Nak)」<1999年>、日本でDVD化されている「ランカスカ海戦 パイレーツ・ウォー(Queens of Langkasuka)」<2008年>、「THREE 死への扉(THREE)」<2002年>の中の「The Wheel」、そして「ダン・バイアリーズ・アンド・ヤング・ギャングスターズ(Dang Bireley's and Young Gangsters)」<1997年>などを監督している。タイ映画界が大不振にあえいでいた時代に、デビュー作である「ダン・バイアリーズ・アンド・ヤング・ギャングスターズ」と「ナンナーク」で大ヒットを飛ばし、タイ映画界の救世主となった人だ。
 作品の最初の方でタムが鉄道でヤラー駅に着き「ベートンへ行きたい」と言うと、乗り合いタクシー(マレーシア国境付近に多い交通機関)の受付のイスラム教徒のおじさんが「OKベートン」というシーンがある。タイトルの「OKベートン」とは、ここから取ったものであろう。

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ポスター

【 OK Baytong 】
DVD (タイ版)
【 OK Baytong 】
VCD (タイ版)
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Trailer



MV「ベートン・カフェー(เบตงคาเฟ่)」



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