タイ映画(O)

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ワン・ナイト・ハズバンド
(ワン・ナイト・ハズバンド/クーン・ライ・ガオ)
< One Night Husband >


女性監督が描いた、歌手ニコールが主演の女性ミステリー
[製作国] タイ [原題] คืนไร้เงา
[製作年] 2003年
(8月1日公開)
[日本公開年] 2003年(映画祭)
[監督] ピムパカー・トーウィラ<Pimpaka Towira/พิมพกา โตวิระ> [出演者] ニコール・テーリオー(ニッキー)<Nicole Theriault/นิโคล เทริโอ> 、シリヤーコン・プックカウェート(ウム)<Siriyakorn Pukkaves(Oom)/สิริยากร พุกกะเวส>、ポンパット・ワチラバンチョン(オフ)<Pongpat Wachirabunjong/พงษ์พัฒน์ วชิรบรรจง>、コーウィット・ワッタナクン<Kovit Wattanakul/โกวิท วัฒนกุล>、Piathip Kumvongse<เปียทิพย์ คุ้มวงศ์>、กิตติคุณ เชียรสงค
[ 参考ページ ]   シリヤーコン・プックカウェート(ウム)
[評価] ★★★
Kuen rai ngao (2003) on IMDb
※タイでDVD(英語字幕付き)が発売
 ミステリー作品。結婚式を挙げたその夜、夫の携帯に電話がかかってくる。妻シパーン(ニコール・テーリオー)が出ると、女性のすすり泣きが聞こえ切れてしまう。その電話の後、夫は家を出て行きそのまま行方不明となってしまった。シパーンは夫を探すために警察へ届け出を出し、夫の兄チャートチャイ(ポンパット・ワチャラバンチョン)にも協力を求める。やがて、自分の知らなかった夫の一面が分かってくる。兄の家へ通う内に、兄の内気な?妻ブッサバー(シリヤーコン・プックカウェート)と心を通わせるようになるが、彼女は夫から…というストーリー。
 GMM Picture作品。女性監督による、本格的ミステリー。現代のタイ社会における女性の愛と献身を描いたそうだ。脚本もピムパカー・トーウィラ監督が、共同で担当している。冒頭の嵐の中の新婚夫婦のベッド・シーンはとてもミステリアスな雰囲気で、この先の波乱のストーリー展開を予想させてくれる。全編、撮影も演出もトーンが抑えられており、そのあたりは女性ならではの感性が感じられる。中盤はストーリー展開がゆっくりしており、ミステリー・ファンにとっては少々手持ち無沙汰かもしれない。しかし、そこに社会における女性の立場的要素が入って来るのだが、それがこの作品の大きな特徴でもあり魅力ともなっている。
 ラストの兄の家の離れでのシーンは、なかなか迫力があり見ごたえがあった。ストーリー的にもあっと言わせてくれる。また、ここで、強い女性シパーンと弱い女性ブッサバーが入れ替わってしまうのもおもしろい。
 主演のニコール・テーリオーは有名な歌手で、この作品が映画初出演。おそらく、公開当時は主演のニコール・テーリオーに注目が集まったであろうが、準主演の義理の兄嫁を演じたシリヤーコン・プックカウェートの妖しさがこの作品を支えている。彼女は、日本の映画祭で上映された「アイアン・プッシーの大冒険 (アドベンチャー・オブ・アイアン・プッシー/The Adventure of Iron Pussy)」<2003年>には一瞬しか登場してこないが、日本で公開された「わすれな歌(Transistor Love Story)」<2002年>では主演を務めている。この人は人気のある人なのだが、映画出演はたったの四本しかない(2013年現在)。実業家としても知られている。
 夫の兄役であるポンパット・ワチラバンチョンは、日本で劇場公開された「チョコレート・ファイター(Chocolate)」<2008年>、「風の前奏曲(The Overture)」<2005年>、「沈黙の聖戦(Belly of the Beast)」<2004年/アメリカ、他>、「バトル 7(7 Pra Chan Ban)」<2002年/※共同監督も務める>や日本の映画祭で上映された「ウモーン・パー・ムアン - 羅生門 (アウトレイジ/The Outrage)」<2011年>、日本でDVD化された「Deadman デッドマン(Opa Patika)」<2007年>、「タイガーブレード(The Tiger Blade)」<2005年>、「アフロサッカー(Sagai United)」<2004年>など多くの作品に出演している。また、日本でDVD化されている「ミー・マイセルフ 私の彼の秘密(Me...Myself)」<2007年>の監督でもある。
 ピムパカー・トーウィラ監督はプロデュースも行っており、日本の映画祭で上映された「稲の歌(ソングズ・オブ・ライス/The Songs of Rice/Pleng Khong Kao)」<2014年>、「アグラリアン・ユートピア(Agrarian Utopia)」<2009年>ではプロデューサーを務めている。
 第53回ベルリン国際映画祭で、世界初公開されている。日本では、第13回アジアフォーカス・福岡国際映画祭で上映された。英題の「One Night Husband」からは違う内容を想像してしまうが、タイ映画としてはちょっと珍しい本格的ミステリー作品だ。原題は「影のない夜」という意味。

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ポスター


Trailer



MV「คืนไร้เงา」
Sung by หฤทัย ม่วงบุญศรี(อุ๊)



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